"Sassicaia" のワイナリー "Tenuta San Guido" を訪問
(2008年3月18日)
ITALIA 20 最初の企画はイタリアで一番と言ってよいほど世界的に有名なワイナリー「テヌータ・サン・グイド」への訪問でした。
それまで曇り空が続いていた3月、この日は朝から晴れ間がのぞいています。
そんな気持ちの良い朝10時にフィレンツェを専用車で出発です。
大きな渋滞もなく、12時過ぎにStrada del Vino Etrusco(ストラーダ・デル・ヴィーノ・エトルスコ:ボルゲリワイン協会)前に到着です。
まずは腹ごしらえから!
向かった先は、やはりテヌータ・サン・グイド内にある「Osteria Enoteca San Guido:オステリア・エノテカ・サン・グイド」。
まるで静かな集落の中の一軒を、そのままサロンにしたような、気取らないレストランです。
内装は木目を活かした暖かい雰囲気で、春の日差しが心地良く差し込みます。
ミネストローネ「さぁ〜て、何にする?」
今回は小さなグループなので、メニューからのアラカルトでお願いすることとしました。
テーブルを飾ったのは
このレストランの嬉しいところは、テヌータ・サン・グイドを有名にした高級ワイン「Sassicaia:サッシカイア」をはじめとする彼らのワインを全てグラスで楽しめること。
けれど、この日は後でサッシカイアの試飲が控えているとこともあり、白ワインを楽しむことにしました。
ゆっくり食事を楽しんだ後は、ボルゲリの町の散策へ。
レストランから町までは5分ほど、まっすぐ伸びる並木道をひたすら走ります。
トスカーナワインの生産地を、この町をなくして語ることはできません。
でも、そんな有名な町も歩いて立ったの15分ほどで一回りできるほど小さな城壁に囲まれた町です。
この日、僕らが立ち寄ったのは食事も出来るし、このエリアのワインをグラスで15種類以上も楽しめ、なんといってもワインの種類が豊富な「Enoteca Tognoni:エノテカ・トニョーニ」です。
お買い得、もしくはレアワインがないか物色です。
さあ、それではワイナリー訪問です。
ボルゲリ・ワイン協会の建物の道を隔てた反対側が、ワイナリー・テヌータ・サン・グイドです。
世界に名だたるサッシカイアがここで造られているのかぁ、と感慨にふけりながら、ツアーが始まります。
案内はボルゲリ・ワイン協会のマリアさん。
「なんだかアレルギーみたいなのよー、困っちゃう」と鼻を詰まらせながらも気さくにワイナリーを案内してくださいます。
何の変哲もない気の扉を入りると、小さな部屋にテーブルが置かれ、その向こうにはタンクが並びます。
ここからサッシカイアの説明が始まります。
タンクの通路を通り、奥の部屋まで。
奥の部屋ではちょうどボトルにエチケットを張る作業が行われていました。
どんどん出来上がっていく、有名ワインが詰められた箱!
思わずため息が…
試飲ワインは
「Guidalberto 2005 :グイダルベルト2005」
「Sassicaia 2004:サッシカイア2004」
の2種類です。
まさしくこれらのワインが生まれるタンクと樽の横で、これらのワインを楽しめるのはワインに詳しくない方でも、その魅力は感じられるはず。
ましてはワインを目の前にしていた僕達は…
しっかりとワインを堪能した僕達は、余韻も冷め切らないままフィレンツェに向かいました。
すっかりワインとその雰囲気に酔った1日は、フィレンツェのドゥオモを目の前にして中世に思いを馳せながら更けてゆきます。
この訪問は改めて、企画したいなぁ〜