F.lli Briganti (ブリガンティ)
(2008年12月29日)
市中心部から北の住宅街にあるピッツェリア。
ピッツァだけでなくパスタ、肉と何でも楽しめる地元の人達率がお店。
特に野菜や鶏のフリットは絶品。ニンニクを大量に使ったフレッシュトマトのスパゲティは打ち合わせ、デートの前に食するのはご注意あれ。
要チェック・メニュー:フリット
毎月29日の恒例行事 「ニクの日」 、2008年最後の会が開催されました。
今回の場所は、ここ連続参加のMさん推薦、私も以前から「行ってみたい」と思っていたピッツェリア・スパゲッテリアの 「F.lli Briganti」 。
いつものようにアンティパストから何品かずつ注文していきました。
※メニュー名はだいたい
アンティパスト: Affettati Misti
プリモ:ここの名物料理の1つ Spaghetti al Pomodoro Fresco
スパゲッティの上に フレッシュトマトとフレッシュニンニクがたっぷり かかっている一品。
フレッシュニンニク=ほぼ生のニンニクすりおろし
Mさんの
「明日、人に会う予定がある人。仕事がある人は食べない方がいい!」 というアドバイスは右耳から左耳に筒抜け、80%の人が クサイ のを覚悟で食しました。
Mさんはかたくなに拒否!
言うほど臭くもなく、2皿をみんなで間食です。
その他、「本日の一品メニュー」だったTagliatelle con Carciofi (アーティチョークのタリアテッレ)とZuppa di Patate(ジャガイモのスープ)。
プリモは一皿どれもかなり量がありました。 そう考えると、ニンニクたっぷりのスパゲッティを一人で一皿食べたら Mさんの言うとおりクッサイのかも トマトのスパゲッティ好きとしては、今度は一人で一皿食べてみたいです!
セコンド:Pollo Fritto con le Verdure di Stagione Fritte (鶏肉と季節の野菜のフライ) プリモに比べると量は普通
そしてやっぱりこれ、Bistecca(ビステッカ)
今回はいつもより人数が多かったので、初の3Kgに挑戦しました。
「意外と量があるよね。」
「もう食べられない、無理。」
と音を上げるタイプと、ゆっくり攻めていくタイプに分かれ、最終的には見事に間食。
今までの所と比べると、薄めでしっかりと焼いてサービスをする印象を受けました。
「『ニクの日』を続けていくと、Bisteccaについて語れるようになるのかも」とも思ったりして。
まあ、おなじ所で最低二回はBisteccaを食べないと語れるまでにはいかないかな?
コントルノ:Fagioli(茹で白インゲン)とInsalata Mista(ミックスサラダ) トスカーナの代表料理の1つ、茹でた白インゲンもかかせませんね。
ドルチェ:トスカーナのドルチェにも関わらず、なかなかレストランやトラットリアで見かけないZuccotto(ズッコット) リキュールたっぷりで「大人のお菓子」でした。
生クリームがたっぷり入ったシュークリームのチョコレートがけProfitterol(プロフィッテロール)と奥/Creme Caramel(クリーム・カラメル)&手前/Creme Brule(クレーム・ブリュレ)? もしくはCrema Catalana(クレーマ・カタラーナ)?のどちらか。
ここでは、どっちだったか忘れてしまった・・・。
その他、Tiramisu(ティラミス)、Macedonia con Gelato(ジェラート付きマチェドニア) 80%の人達がドルチェを注文。
みんな甘い物好きなようです。
残りの20%=よこたと私は注文せず、一口頂くのみ。
その名も「ちょっと頂戴」攻撃。
ここまでの間にプロセッコ2本と赤ワイン4本あけ、最後の〆はリキュール類。
Limoncello(リモンチェッロ)、Grappa(グラッパ)、Liquore di Mirto(ミルト酒)。
ミルト酒は漢方酒みたいでした。
なんでこんなに中心をずらしちゃったんだろう・・・。
おじさんのセンスを尊重するとしよう。
ここは、とにかく地元の人達でいっぱいでした。
料理の他、多分、値段・場所(車やバイクで気軽に来られる)・お店の人達の魅力に誘われてくる人達が多いんだろうなというお店です。
- 人気の秘密 -
今から7~8年ほど前にイタリア人のシニョーラ(おばさま)から紹介され、その時から「地元の人に人気がある店なんだろうな。」
と思っていた予想は見事に当たりました。
その理由は5つ
【その1】
最初の予約は8名でしたが、人数が2名増えたので一応当日の午前中に連絡を入れたところ、
「2名増か、ちょっと待ってね・・・。席大丈夫かどうか確認するから。う~ん・・・・。」
との返事。
8名→10名の変更なんて、テーブル的にも問題ないと軽く考えていたので、「ゲッ、もしかしてダメってこと? そんなに予約で埋まっているの?」と思いました。
実際には、問題なく全員無事に着席。
【その2】
20:00を過ぎたあたりから店内は満席。
【その3】
更に時間が経つと店内と外には待っている人達が!
【その4】
気のいい、いいお客様が常連さん。
私達の隣に座った10名くらいの常連っぽい家族連れは、席に座る時に全く知らない私達に向かって「Buonasera」(こんばんは)と挨拶をしてくれ、帰る時にも家族の一番の長老と思われるおじさまが挨拶をしてくれたので、それにつられてこちらも話しかけると、「僕は喜劇俳優のトトなんだよ!」とそれらしき格好をしてくれました。
(もちろんトトではありません。笑)
お孫さんと思われる女の子も一緒に!
気のいい、いいお客様がいるというのは、いい店という証の1つかと。
【その5】
たくさんの人が待っているのに私達を追い出すこともなく、笑顔でスピーディーにサービスをしてくれたお店の人達。
この写真だと全く分かりませが、この3人共長身です。
特にどちらかの息子(おそらく右側の人がお父さん)と思われる彼は、痩せているので更に背が高く見えます。
最後に右側のおじさんが「また来るだろ?」と言ったので、即答しました。 「もちろん来ますよ!」って。
宮崎