Il Magazzino(イル・マガッジーノ)
(2012年02月29日)

ピッティ宮殿近くにあるモツを扱うお店Tripperia(トリッペリア)での開催。
メニューはモツの他にもいろいろあり、「今回絶対に食べる」と主催者の私達がすでに決めているのが、こちらPolpettine(ポルペッティーネ:肉団子)とFrancesina(フランチェズィーナ)。
ポルペッティーネは前菜として、アツアツを手でパクパク食べるのがいいのです。
思わず食べ過ぎてしまうんですよね~。
フランツェズィーナはトスカーナ料理(ピサの料理との記述多し)でありながら、なかなかレストランでは見かけることのない1品。
あまりにも家庭料理過ぎてメニューには載らないとか。
一度茹でたお肉をお肉の約倍の量の炒めた玉ねぎと一緒にまた煮るんだそうで、玉ねぎの甘みと肉が合ってこれまた美味しいのです。

要チェック・メニュー:トリッパのポルペッティーネ、ロンツィーネのマリネ、フランチェズィーナ、トリッパのパスタ

niku4301.jpeg4年に1度の肉の日を楽しみました!
風邪が大流行中ということで、「お肉食べて風邪菌なんてやっつけろ!」てな具合で開催しました。

今回は町の中心からポンテ・ヴェッキオを渡った路地奥にあるIl Magazzino(イル・マガッジーノ)、モツ料理が得意のお店です。

ご存知の通り、フィレンツェは肉食の町、最近でこそ魚介も食べるようになりましたが、基本はやはり肉。
そんな町ですから、当然モツもお手の物!!

先のブログでも宮崎が書いていましたが、今回のメイン・ターゲットはポルペッティーネとフランチェジーナの2品。
開始前から「フランチェジーナーーーーー!」と叫んでいたとか、いないとか…

niku4302.jpegポルペッティーネとサラミ盛り合せniku4303.jpegロンツィーノのカルパッチョ

さて、今回はフィレンツェ在住組み7人の有志が集まりました。
みんな良く食べ・良く呑む猛者たちです。
スタートは予定通り、熱々のポルペッティーネをほおばりながらサラミの盛り合わせ、ロンツィーノ(豚腰肉)のカルパッチョとハウスワインをマグナム(2本分)です。

最近のフィレンツェ・肉の日の傾向として、

「前菜」→即「メイン+付け合せ」→余裕があったら「パスタ料理」

というような居酒屋風オリジナル・パターンで楽しむのが定着してきました。
イタリア人にはまったく理解できないこのパターン、オーダーしながらイタリア人サービスマンの頭の上には「???」が見えるようです。

今回もご他聞にもれず、すぐメイン。

niku4304.jpegグアンチャ(豚ほほ肉)とたまねぎの甘酢煮niku4305.jpeg野菜のフリット

ここから怒涛の煮込みです!
まずは事前にオーダーしておいた「フランチェズィーナーーーーー」!!
フランチェズィーナとは牛肉とたまねぎを残ったトマトスープなどで再度煮込みなおす家庭のリサイクル料理。
パスタ料理「リッボッリータ」のお肉版ですね。

やさしい味わいでとっても美味です。

引き続いてこのお店の得意料理、モツの煮込み。まずはトリッパ!
そしてランプレドット(せんまい)のブロード煮。

niku4306.jpegフランチェズィーナniku4307.jpegトリッパの煮込み
niku4308.jpegランプレドットのブロード煮

と、ここまでがメイン。

niku4309.jpeg「やっぱり、締めは穀物だよね~パスタ食べられるね~!!」
という声がどこからともなく、聞こえてきて、、、

予定通りlパスタに戻り進み、トリッパのミートソースとタリアテッレのホワイト・ミートソース。
「このトリッパのミートソース、イカみたいな味がする!!!」と言われ、どれどれ…
「イカの味じゃないけど、言ってることわかるー」的なイカ味でした。何でだろう?!



パスタの極めつけはこちら、ランプレドットのラヴィオリ、トロペア(甘い紫玉ねぎ)ソースです。
と、トリッパ屋のキタッラ、トリッパを使ったトマトソースです。
しっかりしたお味でモツ・肉の日の食べ締めにふさわしい一品でした。

そしてデザート。
満腹だからちょっとだけ、プリンとチョコレートケーキ、素朴ながらしっかりしたお味で大変結構でした。

niku4310.jpegランプレドットのラヴィオリ、トロペアソースniku4311.jpegプリンとチョコレートケーキ

niku4312.jpegモツ料理のお店ですが、比較的食べ安いお料理が多いのでお勧めです。

よこた

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