「イイ肉の日」 Riffaioli (リッファイオーリ)
(2011年11月29日)
フィレンツェの北側、クーレ広場からさらに少し北に上がったところにあるレストラン。
知る人ぞ知るフィレンツェ古典料理が楽しめる。普通の肉料理はもちろん臓物料理もお試しあれ。
ワインもこだわりの品揃えで、ここでも好みを入って素直にお勧めに従うべし。
要チェック・メニュー:マンジャ・フォーコの異名を持つ店主が話すフィレンツェ弁と日替わりの伝統フィレンツェを楽しむこと
毎月29日は「肉の日」、年に一度11月29日は「イイ・肉の日」。
ということで、先月の「肉の日」は25名もの参加者が集まり盛大に開催されました
開催場所は、いつもは夜、営業をしていない Riffaioli(リッファイオーリ)。
以前からここでぜひやりたいと思っていて、
「せっかく夜営業してもらうんだったら【イイ・肉の日】狙いで!」と思い、
「肉好きの面々が集まって肉メインの食事会【肉の日】を開催するから、開けて下さ~い!」
とお願いしたのです。
≪2011年11月29日
日出ずる国の友人達 マンジャフォーコの食卓にて≫ここのオーナーシェフの Mangiafoco(マンジャフォーコ)ことSilvio(シルヴィオ)さんが
「よ~し、うちも張り切るよ~。」
と用意してくれたのが、この日のためのメニュー。
本当はFuocoなのですが、focoとフィレンツェ弁で書いているのがここの面白いところ。
メニュー名も、フィレンツェ弁です。
さて、気になるメニューはこちらの品々。
まずは前菜のチンタセネーゼの生サルシッチャとオレンジ風味のチンタセネーゼのソプラッサータサラダ。
サルシッチャを生で食べられるのは新鮮な証拠、更にチンタセネーゼのサルシッチャとなるとなかなか食べられるものではありません。
ソプラッサータもこだわりのチンタセネーゼ。
オレンジがきいていて美味しかったな~。
前菜3品目は、鶏肉をさいたSfilacciato(スフィラッチャート)とメニュー外の鶏料理。
メニュー外の一品は、鶏の内臓や雄の大事な所が入ったもので、他の店ではみない珍しい料理でした。
しかも鶏は放し飼いのものを使用。
こういう料理を食べられるところがリッファイオーリならではの「肉の日」。
プリモは、25人分で1.5kgのお米を使用したオッソブーコのリゾット。
お鍋いっぱいの量を見ると、もっとありそうですよね。
お米がいかに量が多くなるかを実感しました。
これがまた最高に美味しく、参加者の1人Mちゃんは3杯もお代りをし、痩せの大食いぶりを発揮。
Mちゃん以外もたくさんの人達がお代りをし、完食しました。
マンジャフォーコもリゾットをつまみにワインを飲みながら、参加。
頭と足の色を合わせているのが可愛いですね。
セコンドは、これまたチンタセネーゼのレバーとこれまた美味しかったフィレンツェ風豚肉のストラコット。
このストラコットにかかっているソースは玉ねぎで、なんと10kgもの玉ねぎを使用しています。
この日の午前中玉ねぎを剥き過ぎて、マンジャフォーコの指先は色が変わっていました。
付け合わせは、ジャガイモのローストとプレ。
バターたっぷりのプレもすっごく美味しく、プレ好きの私の心を胃袋をガッツリ掴んでくれました。
ドルチェはジュリアちゃん作のリコッタケーキ。
ジュリアちゃんは前菜にチンタセネーゼの生サルシッチャ写真に映っている、超短髪の可愛い女の子。
このケーキも柔らかくて美味しかった!
もうおなかいっぱいで食べきれなかったので、お持ち帰りしました。
20:00から始めた「肉の日」が終了したのは、24:00 少し前。
食べて、適度に飲んで、喋って・・・。
最後には「もう帰ってくれ~!」と冗談まじりで言われるまで、
居座ってしまいました。
今回の「イイ・肉の日」に多大なる協力と力を貸してくれたのが、マンジャフォーコと大食いファイターの賢ちゃんの大きな料理人コンビ。
マンジャフォーコはもちろん、ここの常連中の常連で「肉の日」の常連でもある賢ちゃんに感謝です。
そして何より、市内から少し離れたこの場所へ「肉」を求めて集まってくれた参加者の皆さんに大感謝です。
これからも「肉」を求めて集まり、フィレンツェの食べ処を制覇しましょう
宮崎