Cucchietta (クッキエッタ)
(2011年09月29日)
フィレンツェの北側、クーレ広場近くにあるレストラン。
キッチンが窓ガラス越しに見られるモダンな雰囲気のレストランに料理もトスカーナだけにはこだわらない。
ピザ釜もあり幅広く楽しめる。
要チェック・メニュー:フィレンツェ素材を使ったややクリエイティブ料理
ペルバッコスタッフ一同、バタバタと忙しく過ごしていた9月。
特に横田は、8月の日本からの帰国翌日「肉の日」に引き続き、
9月はローマ出張から帰ってきた当日に開催された「肉の日」。
「肉の日」は何があってもやる、そして参加する精神です。
今回の開催場所は、フィレンツェの中心街から少し離れたエリアにある CUCCHIETTA(クッキエッタ)。
トスカーナ料理の代表リボッリータやパッパ・アル・ポモドーロを食べる時に使う Cucchiaio(クッキアイオ=スプーン)とお肉を食べる時に使う Forchetta(フォルケッタ=フォーク)の2つの単語を1つにまとめた店名です。
もともとは Trattoria da Pietro(トラットリア・ダ・ピエトロ)という名前で営業していましたが、昨年6月(確か)少し場所を移動し、新しい店名にしてリニューアルオープンしました。
店内は白を基調としたモダンな雰囲気で「創作系イタリアンの店」を想像させますが、ピエトロさんの夢を引き継いだトラットリア・ダ・ピエトロの時と同じ家族が経営し、伝統料理を中心に楽しめるお店でした!
スタッフの方の話によると、毎晩のように予約で埋まってしまうんだそうです。
しかも来るお客様がイタリア人ばかりで高年齢の落ち着いたご夫婦や昔から来ている常連さんっぽい人が多く、トラットリアの雰囲気を感じました。
おそらく、トラットリア・ダ・ピエトロ時代からの常連さんが多いんでしょうね。
「肉の日」の報告といきましょう。
今回の参加者はいつもより少なく、全部で4人。
フィレンツェ在住者はスタッフ以外はゼロ。
日本、そしてハンガリー在住の方々が参加してくれました。
ハンガリー土産のフォアグラを頂き、最初に出てきたピッツァ生地のテーブルパンと共に記念写真。
クッキエッタはピッツァもあるのです。
何を食べたかというと・・・。
前菜は、
プリモは飛ばし、セコンドはフィレンツェの少し南に位置するインプルネータの伝統料理、Peposo(ペポーゾ)。
トスカーナでは珍しく、焼いた Polenta(ポレンタ)がついてきました。
セコンド2品目は、もちろん Bistecca alla Fiorentina(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)。
4人だって食べます、食べます!!
他店に比べると少し薄いながらも肉肉しい味わいの一品でした。
注文する時に
「al Sangue(アル・サングエ=レア)でお願いします!」
と念を押したので、焼き加減もバッチリでした。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナはもちろんアル・サングエが基本なのですが、焼き過ぎる所もあるので必ず言うようにしています。
なにせレアー好きなものでね。
付け合せは、温野菜。
なんとお値段4ユーロ。
他店に比べると安い!
付け合わせだけでなく、他の料理も良心的な値段なのです。
あれ?温野菜の隣の写真は付け合せ???
そんなわけないですね、どう見てもパスタ。
しかもタレッジョチーズたっぷりのポルチーニのRavioli(ラヴィオリ)。
戻りましたよプリモに!!
でもこの頃になると、お喋りに夢中になっているのは女性3人。
唯一の男性横田はお疲れモードで、8月に引き続きすやすやとお休み。
ヤバイ!
「肉の日」で横田が寝てしまうのが恒例になりつつある・・・。
4人(実質3人)なのにまだ食べます。
最後の〆はドルチェ。
みんな住んでいる国が違うせいか、ハンガリー話や食べ物話をはじめいろいろな話で盛り上がりました。
「来年はハンガリーで再会?」なんて話もね。
「肉の日」というキーワードで今まで全く知らなかった方々と出会えるのは楽しいものです。
中心街から少し離れた地元の人に人気のクッキエッタを仕切るのは向かって右からマッティアさん、サマンタさん、ミケーレさん。
とても感じのいいスタッフの皆さんと安心出来る料理があるクッキエッタ。
「また近いうちに来よう!」と思えるとてもいいお店でした。
少ない人数ながらもすごく楽しかった「肉の日」。
10月の「肉の日」の告知は近日中に11月は普段夜の営業をしていない所で開催します。
11月29日は「いい肉の日」ですからね!
宮崎